「かまいたちの夜」で終わった…夏・なつ
【ウジェーヌ=フランソワ・ヴィドック】(Eugène François Vidocq、1775年7月23日 - 1857年5月11日)はフランスの犯罪者で、パリ警察の密偵となり、国家警察パリ地区犯罪捜査局を創設し初代局長となる。後に世界初の探偵になる。:wikipedia出典】
今回はミステリーについて軽く小話します。
「フランソワ・ヴィドック」という人物は実在した人物で、
・「三銃士」の著者デュマや
・「モルグ街の殺人」の著者エドガー・アラン・ポー(←日本の推理小説家『江戸川乱歩』の由来となった著者)
・「怪盗紳士ルパン」のフランスの著者モーリス・ルブラン(モーリスと言う名前は名探偵コナンに出る『毛利小五郎』の由来名)
・「緋色の研究」の著者コナン・ドイル(コナンという名は『名探偵コナン』に使われた)
と少なくともこの四人の著者の「小説構想の原点となる影響を与えたモデルとなった人物」といわれていて、
他にも「レ・ミゼラブル」の登場人物ジャン・バルジャンのモデルケースにもなったとも言われる程、すごい影響力のあった「フランソワ・ヴィドック」
「ヴィドック」は小さい頃から自分の店のレジの盗みはしょっちゅうやるし、若い頃からあちこちの国々の軍隊を行き来しては、詐欺のような金儲けばかりやったりしては何度も刑務所に入れられたりするんですが、手口があまりにも器用で犯罪スキルに長けており、後にフランス警察に実力をかなり買われて、警察協力で数々の功績を残して、
最終的に「ヴィドック」は独立して
世界初の探偵事務所を立ち上げることとなるのでかなりすごいらしいのです。(「ヴィドック」についての説明はかなり端折りましたが。)
話はガラリと変わり、僕が子供の頃に「かまいたちの夜」というゲームにはまった事があったのですが、初代の「かまいたちの夜」(当時はスーパーファミコンのソフト)は内容が際立って残酷で、なおかつ登場人物の「顔や姿」が「透けている」、いわゆる登場人物全員がただの『青い影のシルエット』。(しかも、当時のミステリーゲーム業界初期に採用された「サウンドノベル」式ミステリーゲームらしいです)
その「サウンドノベル」方式と登場人物の「青い影シルエット」等のコラボした映像が恐い恐い…(恐い内容部分の表現はかなり端折りますが)
(中略)
初代の「かまいたちの夜」があまりに怖かったので、感動してしまい、
『このゲームの原作者とかは居るのかな?』
と思ってこのゲームの監修の方々を見ると、一応の原作者は「我孫子武丸」という推理小説家のお名前が…(名前自体もわざとなのか恐い)
それで、その「我孫子武丸」さんの既出作品がオススメとしてご丁寧に、そのゲーム説明書の裏面あたりに紹介してありました。
《殺戮にいたる病》という推理小説紹介が目に止まった。
《殺戮にいたる病》のレビューが、
確か…うろ覚えなのですが
『この本はとにかく恐い、残虐さではこれはやり過ぎな内容なので、トラウマなどの症状が心配な人は読まない方が良い』
とあります。
でも誘惑に負け、その後で《殺戮にいたる病》を購入、読破する。
ひと言感想→『内容は…恐いというよりは気持ち悪くてしょうがない。内容があまりにもグロいし、読後はかなりのショックで気分がすぐれなかった。(当時での)倫理的に限界の内容表現がヤバいなと思った。…まあ、もし今読んだらそんなに気持ち悪くはないかもしれない。倫理面でも今では内容的にもアリかも。』
(後日談)今から数年前に、ふとコンビニで、「我孫子」氏原作のマンガ「監禁探偵」を見掛け、興味本意でつい購入してしまうのである
ひと言感想→『実に見事なロジックの推理劇‼』(のちに映画化もされる。「夏菜」主演とかで)
以上読んでいただいてありがとうございました。(色々と省略多くてすみません)